インビザライン矯正 ブログ1blog

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マウスピース矯正であるインビザラインを当院では取り入れております。

インビザラインの素晴らしさ、未来の可能性を感じつつも、試行錯誤の日々です。

今回、後輩スタッフのインビザライン矯正が終了しましたので、本人の許可を得て報告します。

主訴は歯の叢生による審美不全です。

審美改善のために矯正をする際には、顔貌の審美と口腔の審美の両方を考える必要があります。

口腔内写真、CRマウントした模型、セファロ、顔貌写真から診査・診断をしていきます。

顔貌の審美は特に問題なく、口腔内の審美(歯並び)のみ改善していく計画としました。

全顎的な上下のシリコン印象を採り、アメリカのインビザラインの工場へ送り、オペレーターが作成した矯正治療の3次元的なデータを確認しクリンチェックをしていきます。

下顎左側1番を抜歯することにしました。

アメリカのインビザラインのオペレーターが作成した、矯正治療後の口腔内のシミュレーションです。

いい感じの歯並びになっています。

これで、確定しマウスピースを作ろうかと考えましたが、

ふと、カップリング(前歯の咬み合わせ)の確認をしてみると・・・

なんと!おもいっきり空いてました。

やはり、資格もないただのオペレーターを信用してはいけないと改めて思いました。

当然、診査・診断・治療計画は歯科医師がする必要があります。

それでも、患者様の口腔内は様々で、こちらの要望通りにオペレーターさんがしてくれるわけではありません。

何度か修正が必要です。

こちらの要望をオペレーターにメールで伝え(日本語です)、改善してもらいました。

上顎の前歯をディスキング(少し削る)することで対応しました。

完璧ではないですが、可能な範囲で、自分の思うような矯正後のシミュレーションができました。

そして、数週間後にマウスピースが届き、矯正を開始していきました。

まず、下顎左側1番を抜歯しました。

コンポジットレジンで歯にポッチをつけていきます。これによってマウスピースでも歯にトルクをかけることができるようになります。

抜歯当日は出血もあるので、2日後に行っています。

歯面にポッチをつけ終わりました。

インビザラインのマウスピースを装着したところです。

実際には、普通に話していても、マウスピースを着けていることはほとんどわかりません。

4ヶ月後、少しずつ歯が動いてきました。

13ヶ月後、矯正の終了です。

歯の表面のポッチを外し、研磨しました。

これでマウスピース矯正は終了ですが、患者様が上顎の前歯(右上2番)の歯並びをもっとよくしたいと希望されました。

そこで、今度はブラケットを装着し、ワイヤーにて矯正することとしました。

ブラケットとワイヤー装着時です。

1ヶ月後。前歯が少しずつ並んできました。

2ヶ月後、患者様も満足され、装置を外していきました。

アンテリアガイダンスは完璧ではないですが、とても綺麗に仕上がりました。

術前

術後

「マウスピース矯正ならやりたい」という患者様の声をときどきお聞きし、

インビザラインのニーズは日々高くなっていることを実感しています。

しかし、マウスピース矯正では、技術的に難しいことがまだまだ多くあります。

これからも、マウスピース矯正とワイヤーを使用しての矯正の利点欠点を考慮しながら、日々研鑽を積んでいきたいと思います。

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