インビザラインのアタッチメントとは?役割や注意点について

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透明なマウスピースを装着するだけで歯並びを綺麗にできると、近年人気を博しているインビザライン。インビザラインを使った歯列矯正を検討されている方は多いかと思います。

実際に当院にも、毎月何名もの患者様がインビザラインでの歯列矯正を希望して来院されます。

そんな大人気のインビザラインですが、インビザラインについて調べている中で『アタッチメント』について目にすることがあるかと思います。

せっかく透明で目立たないインビザラインを選んだのに、歯にアタッチメントをつけたら目立ってしまうのではないか?アタッチメントって本当に必要なの?と疑問に思いませんか?

そこでこのページでは、インビザラインのアタッチメントについて、以下の内容を解説します。

  • インビザラインのアタッチメントとは?
  • なぜアタッチメントが必要なのか?
  • アタッチメントの形や大きさは?
  • アタッチメントをつける時期や期間は?

このページをご覧いただくことで、アタッチメントの役割が理解でき、アタッチメントが必要になったとしても納得の上で装着できるようになるかと思います。またアタッチメントが必要になる症例やタイミングについても解説するので、インビザラインで治療を開始する前に、ご自身にアタッチメントが必要になりそうか想像しておくことができるでしょう。

当院は毎年何十人もの患者様に、インビザラインの治療をご案内しております。当院院長の高津は、歯科医師向けの勉強会でインビザラインについて指導を行うこともある、『インビザラインを歯医者さんに教える先生』です。

当院ではインビザラインでの矯正治療を検討されている方に、無料のカウンセリングを行っております。強引な勧誘などは一切致しません。矯正治療への不安なお気持ちを解消できるように、丁寧にお話を伺ってじっくり相談させていただきます。是非お気軽にカウンセリングにお越しください。

アタッチメントとは?なぜ必要なの?

アタッチメントは、マウスピース矯正の際に歯の表面に付ける、ポチッした白い突起型の装置です。

マウスピースとセットで付けることで、アタッチメントがマウスピースの補助役となってしっかりと歯を動かすことが可能になります。

以下で、アタッチメントが必要な理由についてご説明します。

マウスピースを固定するため

ただ歯にマウスピースを装着するだけでは、マウスピースが浮いてきてしまいます。歯の表面も、マウスピースの素材もどちらもツルッとしているので、すべってしまうためです。そこで、マウスピースをカチッと固定するためのフックの役割をしてくれるのがアタッチメントなのです。

歯を動かす力を加えるため

ただマウスピースを装着するだけでは、歯は思うようには動いてくれません。歯を動かすために必要な力をしっかりと加えることができないためです。当院では、3次元のCT精密検査のデータをもとに、歯の動きを綿密にシミュレーションして、きめ細やかな治療計画をお作りしています。

でも、どんなに綿密なシミュレーションをしても、マウスピースを装着するだけでは、しっかりと3次元的に歯を動かせる力が加えられないため、歯は治療計画通りには動いてくれないのです。

そこに、歯を3次元的に動かす力をしっかりと加えてくれるのがアタッチメントです。だから、アタッチメントはマウスピース矯正を成功させるためには必要不可欠なのです。

アタッチメントにはどんな効果があるの?

マウスピースと一緒にアタッチメントもつけることで、歯を動かす力が加わり、歯をしっかりと、動かしたい方向に正確に動かすことができます。

アタッチメントがなくても、前に出ている前歯(出っ歯)を引っ込めるなどの、単純な前後の動きをさせることは可能です(歯科用語では「傾斜移動」と呼ばれる動きです)。

ただ、歯列矯正ではほとんどの場合、歯を前後に動かすだけではなく、横に動かしたり、歯の位置を移動させたり、ひねりを治したりといった、3次元での動きが必要です。

たとえパッと見た限りでは「前歯2本の出っ歯感」が目立つだけの方でも、前歯2本を後ろに動かしただけでは、全体のかみ合わせが悪くなってしまうことがあります。そのため、奥歯のかみ合わせまで3次元的に整えながら治療を進めていく必要があります。一見、部分的な問題に見えても、全体的にトータルで歯を動かして、きれいな並びに整えてあげなくては、安全な治療はできないのです。

アタッチメントなしでマウスピース矯正を行っている歯科医院も多くあることは事実ですが、それでは適応できる症例はごく一部に限られ、多くの患者様の歯並びに適切な治療結果は得ることができません。

当院にも、「他院でマウスピース矯正を1年間やったけれど、ほとんど歯が動かなかった」と、やり直しのご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。よくお話を聞いてみると、アタッチメントが付いていなかったという方がとても多いです。特に、近年出回っている「安さ」を売りにしたマウスピース矯正は、コスト削減のためにアタッチメントを使わない業者が目立ちます。これでは到底、歯が動くための力がかけられないので、歯並びは変わるはずがありません。

アタッチメントの形や大きさは?

アタッチメントは、どれも同じ形や大きさではなく、用途別にいろいろな種類があります。
歯を動かす方向や距離によって、歯に加えるべき力の強さや向きが変わるためです。
大きさは縦が2~3mm、横が3~5㎜程度です。ごはん粒ぐらいの大きさをイメージしていただけたらと思います。

当院では、患者様の歯1本1本に合わせて、最善の効果が期待できるサイズのものを選んでいます。そしてそれを、最適な位置にお付けしていきます。

アタッチメントのよくある質問について

Q.アタッチメントを付けていて、違和感はありませんか?

歯の表面にお付けするため、最初のうちは舌で触ったときなど違和感はありますが、だんだんと慣れてくる方がほどんどです。また、歯のガタつきが強い場合などは、最初のうちは唇の裏側にアタッチメントが当たり違和感を感じられることもありますが、これも、歯が内側に動くにつれて気にならなくなったという方がほとんどです。

Q.アタッチメントを付けていることは、周りに気づかれませんか?

アタッチメントの色は白いので、歯の表面に付けても馴染んでほとんど目立ちません。
(ただ、ご自身の歯の色によっては目立ちやすい方もいらっしゃいます。)

Q.アタッチメントが取れてしまうことはないのですか?

アタッチメントは歯の表面に付けているため、取れてしまうこともたまにあります。その一つは、おせんべいなどの固いものを食べたときです。もう一つは、歯が動くにつれて、アタッチメントが他の歯に当たるようになってきたときです。矯正のスタート時点では、アタッチメントがほかの歯と当たることはありませんが、治療が進んでいくと、歯の位置や角度が変わるので、ほかの歯にアタッチメントが当たることがあります。

Q.アタッチメントが外れてしまい、誤飲してしまった場合どうなりますか?

アタッチメントは「硬質レジン」といわれる虫歯の詰め物にも使われる素材でできており、体に害はありませんので、万が一飲み込んでしまっても健康上の問題はありません。ごはん粒程度の大きさですので、自然に排泄されます。

Q.差し歯や被せものが入っていても、アタッチメントは付けられますか?

セラミックや差し歯などの人工物にはアタッチメントがくっつきにくいため、つけられません。ご自身の歯にだけ付けていきます。

また、場合によっては動かせる範囲に制限が出てくることもございます。たとえば、ブリッジやインプラントが入っている場合、それ自体は動かせませんので、治療後に、綺麗になった歯並びに合わせてブリッジやインプラントを作り直していただくなどの処置が必要となることがあります。

まとめ:アタッチメントはスムーズな歯の動きのために重要

インビザラインは、目立たない透明なマウスピースで歯並びを整える矯正法です。着脱が自由にできることもあり人気ですが、治療期間の中でアタッチメントを付けることもよくあります。樹脂製(コンポジットレジン)なので、目立ちませんが、突起状になっているため多少矯正していることがわかりやすくなります。

アタッチメントには歯の動きを助け、治療期間が短くするなどの大切な役割があるので、インビザラインの効果的な矯正治療には欠かせません。最初は着脱が難しいので、正しく装着ができるよう歯科医師からしっかりやり方を教わってください。

当院は毎年何十人もの患者様に、インビザラインの治療をご案内しております。当院院長の高津は、歯科医師向けの勉強会でインビザラインについて指導を行うこともある、『インビザラインを歯医者さんに教える先生』です。

当院ではインビザラインでの矯正治療を検討されている方に、無料のカウンセリングを行っております。強引な勧誘などは一切致しません。矯正治療への不安なお気持ちを解消できるように、丁寧にお話を伺ってじっくり相談させていただきます。是非お気軽にカウンセリングにお越しください。

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