インビザラインは後戻りする?後戻りを防ぐことはできる?

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「矯正治療は後戻りすることがあるって聞いたけどインビザラインはどうなんだろう?」
「後戻りしないように治療することはできないの?」

矯正治療につきものの『後戻り』という現象。後戻りとは、一度矯正治療で綺麗になった歯並びが、徐々に矯正治療を受ける前の、乱れた状態に戻ってしまうことです。

せっかく費用も時間も手間もかけて、矯正治療で綺麗にした歯並びが、元に戻ってしまうなんて考えただけでもつらくなりますね。ですが実際に、矯正治療の後に適切な対応をしなければ、歯並びの後戻りは起こります。

もちろんインビザラインによる矯正治療も例外ではなく、後戻りが起こり得ます。このページでは、せっかくの矯正治療を後戻りで台無しにしないために、以下の内容を解説します。

  • 後戻りはなぜ起きるの?
  • インビザラインも後戻りする?
  • 後戻りを防ぐ方法は?
  • ワイヤー矯正の後戻りをインビザラインで治療できる?

このページをご覧いただくことで、後戻りが不安で矯正治療が行えないという方も、後戻りについての理解が深まり矯正治療に踏み切れるかもしれません。すでに後戻りを起こしてしまった方にも役立つ内容なので、是非ご覧ください。

当院は毎年何十人もの患者様に、インビザラインの治療をご案内しております。当院院長の高津は、歯科医師向けの勉強会でインビザラインについて指導を行うこともある、『インビザラインを歯医者さんに教える先生』です。

当院ではインビザラインでの矯正治療を検討されている方に、無料のカウンセリングを行っております。強引な勧誘などは一切致しません。矯正治療への不安なお気持ちを解消できるように、丁寧にお話を伺ってじっくり相談させていただきます。是非お気軽にカウンセリングにお越しください。

インビザラインが特別後戻りしやすいということはない

インビザライン矯正終了後に後戻りすることがあります。ですが、ワイヤー矯正と比較して特別後戻りしやすいという訳ではありません。矯正治療後に行う「保定」はどちらも同じ方法をとります。

“インビザラインで後戻りする人が増えている”といった噂を耳にすることがありますが、後戻りは矯正治療の手段、つまりワイヤー矯正か、マウスピース矯正かといった治療手段には関係がありません。どのような治療手段で治療しても、後戻りの生じやすさは同程度となります。

矯正治療後に後戻りする理由

私たちの歯は、顎の骨と直接結合しているのではなく、歯と顎の骨の間にある大変短い歯周靭帯(ししゅうじんたい)と呼ばれる組織で間接的に結合しています。よくスポーツ選手が手や足の靭帯を断裂することがありますが、それと同様の“歯周靭帯”という組織が歯と骨をつないでいるのです。

靭帯はとても強靭で柔軟性に富んだ組織であり、各器官が正常に機能するのをサポートしてくれます。歯を移動した場合、その靭帯は元の位置に歯を戻そうとする働きをします。つまり放っておくと歯の後戻りが起こるのです。

顎の骨の添加(再生)には時間がかかる

歯が移動する際には、“骨の吸収と添加”という現象が同時に起こります。移動する先の骨が溶けなければ、歯は前進できませんよね。歯が前に進むと、後ろには骨のない場所が生じますが、そこでは骨の添加(再生)が起こります。

このような骨の吸収と添加を「骨のリモデリング」と言いますが、このリモデリングには相応の時間がかかることから、歯の移動直後は後戻りも起こりやすいといえます。

そもそもインビザライン矯正に向かない歯並び

以下に挙げるようなケースは、インビザライン矯正に向かないといえます。

骨格に異常があるケース

歯並びの乱れは、歯性(しせい)と骨格性の2つに大きく分けることができます。歯性とは歯が生えている位置や傾きの異常によって歯列に乱れが生じているケースで、インビザラインを適応しやすいです。

一方、骨格性の歯列不正は、顎の骨の大きさや位置に異常が認められることから、インビザラインのような歯列矯正では改善することができません。顎の骨を削る外科矯正などを選択する必要があります。

マウスピースの装着時間を管理できないケース

インビザラインのマウスピースは、1日20時間以上装着しなければなりません。この装着時間を守れないと、歯の後戻りが起こりやすくなるだけでなく、そもそも歯の移動が計画通りに進まなくなります。

ですから、マウスピースの装着時間を管理できない人は、固定式の装置であるワイヤー矯正の方が適しているといえます。

インビザラインで後戻りを避けるには

たくさんのお時間と費用をかけて綺麗にした歯並びですから、できれば後戻りすることは避けたいですよね。そこで重要となるのが保定処置です。

保定装置(リテーナー)とは

保定(ほてい)処置とは、移動し終わった歯をその場所に固定する処置です。リテーナーと呼ばれる保定装置を用いて固定し、歯の後戻りを防止します。リテーナーは固定式と着脱式の2つに分類できますが、最近はインビザラインのマウスピースと似た材質、形態のものを選択することが多くなっています。

保定にかかる期間

保定装置は、矯正治療後約3年間使用します。移動した歯を安定させるには、それだけ長い時間が必要になります。保定処置を省いたり途中でやめてしまったりすると、当然ですが後戻りが生じます。

生理的な歯の移動

矯正治療を受けたことがない人でも、加齢とともに歯並びは変化していきます。矯正治療を受けた受けないに関係なく、歯は生涯を通じて少しずつ動き続ける訳です。

保定装置の使用を中止した時から、この動きは必ず始まります。そしてこれは後戻りではなく、生理的な歯の動きととらえられます。この生理的な歯の動きまでも抑え込みたい場合には、保定期間3年を終わった後もリテーナーを就寝時にご使用いただく必要があります。

後戻りした場合どうする?

インビザライン矯正で後戻りしてしまった場合、そのまま放置せず、適切に対処する必要があります。

このような場合は、まず主治医に相談してください。主治医は患者さんのお口の中の状態を熟知しており、後戻りが起こったとしても適切に対応できます。

後戻りが生じた場合、残念ながら再治療することになります。後戻りの程度にもよりますが、初回の治療ほど長い期間はかかりません。

インビザラインで矯正したのに後戻りが生じてしまった場合は、マウスピース型の器具で再治療を行うことが最も一般的です。ただし、ワイヤー矯正に切り替えた方が良いこともあります。いずれにせよ主治医と後戻りを改善するのに最善の方法を相談してください。

まとめ:インビザラインに限らず後戻りは起こる|保定期間を大切に

まとめ:後悔しないための事前知識を手に入れよう

このページでは、インビザラインでの矯正後に後戻りはおきるのか?といった内容を解説しました。

結論としては。インビザラインで矯正した後にも後戻りは起こります。後戻りが起こる原因はワイヤー矯正と共通していますので、上述した内容を参考に、できるだけ防止するよう努めましょう。

何よりも、保定期間中にリテーナーを所定時間、きちんと装着することが重要です。リテーナーを装着しなければ、せっかく治療した歯も簡単に後戻りしてしまいます。

当院では保定期間も含めてしっかりとアフターケアを行うので、ご安心ください。

当院は毎年何十人もの患者様に、インビザラインの治療をご案内しております。当院院長の高津は、歯科医師向けの勉強会でインビザラインについて指導を行うこともある、『インビザラインを歯医者さんに教える先生』です。

当院ではインビザラインでの矯正治療を検討されている方に、無料のカウンセリングを行っております。強引な勧誘などは一切致しません。矯正治療への不安なお気持ちを解消できるように、丁寧にお話を伺ってじっくり相談させていただきます。是非お気軽にカウンセリングにお越しください。

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