インビザラインの平均枚数は?枚数を減らして期間を短くできる?
インビザラインコラム一覧

「インビザラインは人によって必要なマウスピースの枚数が違うって本当?」
「マウスピースの枚数の平均はどれくらい?私は枚数が多い方なのかな?」

「インビザラインの枚数を減らして治療期間を短くできないの?」

インビザラインの矯正治療は、自分の歯形と微妙に形の異なるマウスピース(アライナー)を、何枚も交換しながら装着することで、徐々に理想の歯並びへの歯を動かしていきます。

患者様によって、現在の歯並びと理想的な歯並びの間のギャップは異なるため、必要になるアライナーの枚数は異なります。インビザラインで必要なアライナーの枚数は、コンピューターの計算と歯科医の知識、また治療の進捗状況なども加味して決定されます。

とはいえご自身に必要な枚数が多いのか、少ないのか。もっと少ない枚数で治療できないのか。枚数を減らして時短できないのか。と疑問はつきませんよね。

そこでこのページでは、インビザラインのアライナーの枚数について、以下の内容をご紹介します。

  • アライナーの平均的な枚数は?
  • アライナー1枚あたりの装着日数は?
  • 治療途中で必要な枚数が増えることはある?
  • 枚数を減らして治療を短縮できないの?

このページをご覧いただくことで、インビザラインの治療にかかる期間や、必要なアライナーの枚数がわかるため、治療開始から完了までがよりリアルに想像できるようになるでしょう。現在インビザライン矯正を検討されている方は、是非ご覧ください。

当院は毎年何十人もの患者様に、インビザラインの治療をご案内しております。当院院長の高津は、歯科医師向けの勉強会でインビザラインについて指導を行うこともある、『インビザラインを歯医者さんに教える先生』です。

当院ではインビザラインでの矯正治療を検討されている方に、無料のカウンセリングを行っております。強引な勧誘などは一切致しません。矯正治療への不安なお気持ちを解消できるように、丁寧にお話を伺ってじっくり相談させていただきます。是非お気軽にカウンセリングにお越しください。

【この記事の執筆と監修者】

こうつ歯科・矯正歯科 (大阪府吹田市)理事長
CiAO マウスピース矯正勉強会 代表(歯科医師向け)
インビザライン プラチナプロバイダー

高津 充雄(歯科医師)(こうつ みつお)

歯ならびで後悔する人をなくしたいという想いで、 歯列矯正を安全に行うための知識を発信しています! 矯正治療では歯ならびを綺麗にするだけではなく、口元まで美しく整えることを心がけています。 可愛く・格好良くなっていただけるように、精密な診断とシミュレーションを活用して治療を行います。

>>経歴はこちら

インビザライン平均枚数は種類によって違う

インビザライン矯正には種類があるのをご存じですか?それぞれ適応範囲や対応できる症例、マウスピースの枚数が違います。

歯科医院によって取り扱っているインビザラインの種類は異なりますが、歯並びの状態や予算などに合わせて使い分けます。

以下の表はインビザラインの種類についてまとめたものです。

 適応範囲適応症例マウスピースの枚数
インビザライン・コンプリヘンシブ全顎軽度~重度の不正咬合無制限
インビザライン・ライト全額軽度の不正咬合最大14枚
インビザライン・i7全額矯正後の後戻り・軽度のすきっ歯最大7枚
インビザラインGo前歯のみ前歯部の不正咬合最大20枚

なお、不正咬合とはすきっ歯、出っ歯、凸凹した歯並びなど、悪い歯並びのことを指します。

インビザライン・コンプリヘンシブ

インビザライン矯正の種類の中でも、取り扱っている歯科医院が最も多いのはインビザライン・コンプリヘンシブです。

全ての歯を動かせることに加えて、適応症例が幅広いため、難しい症例に対しても矯正を行えます。

マウスピースの枚数や治療期間に制限はありません。1度の型取りで作製できるマウスピースは99枚までで、それ以上必要になる場合は、治療途中に再度型取りが必要になります。

ただし、ほとんどの歯科医院で30〜60枚程度に納めるように作製します。

なお、トラブルが起きた際や理想の歯並びに近づけるために行うマウスピースの追加は、治療開始から5年以内であれば何回でも可能です。

インビザライン・ライト

インビザライン・ライトは軽度の凸凹した歯、前歯のすきっ歯、部分矯正など軽度の不正咬合の場合に用いられることが多いです。

全ての歯を動かせますが、マウスピースの枚数は14枚までと制限があり、約7ヶ月で治療が完了するような症例に適応します。

なお、マウスピースの追加は2回までで、それ以降は追加料金が発生します。

インビザライン・i7

インビザライン・ i7は、矯正後に後戻りした歯並びやインビザライン・ライトの症例よりも軽度な場合に用いられることが多いです。

インビザライン・ライトと同様に全ての歯を動かせますが、マウスピースの枚数は7枚までと制限があり、約3~4ヶ月治療が完了するような症例に適応します。

マウスピースの追加は可能ですが、追加料金が発生します。

インビザラインGo

インビザラインGOは、主に前から5番目までの歯の矯正を対象にした部分矯正です。

比較的軽度な凸凹した歯や出っ歯などの症例に対応しています。

マウスピースの枚数は最大20枚までと制限があり、治療期間は半年~1年程度で完了することが多いです。なお、治療開始から2年以内であればマウスピースの追加ができます。

参考:インビザライン公式

インビザラインの平均枚数はどのくらい?

インビザラインの種類によっておおよその枚数は決まっているものの、インビザライン・コンプリヘンシブには枚数の制限はないため、最終的にはどのくらい枚数が必要になるのか気になる人もいるでしょう。

結論から言うと、歯を並べるまでに必要なマウスピースの枚数は、平均すると40~50枚と言われています。

1週間で交換する場合、1年で使用するマウスピースの枚数はおおよそ50枚であるため、治療期間は1年以上かかることが多いです。

ただ、症例や動かす歯の本数、歯の移動距離、交換頻度などによって決まるため個人差があります。

また、マウスピース1枚で動かせる歯の移動距離は最大0.25mm程度のため、奥歯を動かす必要があったり抜歯が必要になったりする症例では、歯を大きく動かすため枚数は増える傾向にあります。

インビザラインは平均枚数よりも増えることがある

最初に立てた計画を終えて、さらに理想の歯並びに近づけたいときや、治療を進めていくうちに計画通りに進まないときは、マウスピースを追加する「リファインメント」を行うことがあります。

インビザライン矯正は開始する前にシミュレーションで治療計画を立てますが、計画通りに進まないことが多いです。また矯正治療が進み、歯並びが整うと「ここをもう少し動かしたい」といったこだわりが出ることもあります。

リファインメントはその誤差を修正したり、理想の歯並びとかみ合わせに近づけたりするために行います。インビザライン矯正ではリファインメントは欠かせない工程です。個人差はありますが、ほとんどの症例で2~3回必要になり、追加するマウスピースの枚数は1回につき15~30枚程度になります。

ただ、インビザラインの種類によってリファインメントできる回数が1~2回までと制限があったり、追加料金が発生したりすることがあります。また、リファインメントを行うとその分治療期間は延びてしまいます。そのため、リファインメントできる回数や費用、治療期間など事前に聞いておくと良いでしょう。

インビザラインを平均枚数で終わらせるには?

マウスピースの枚数が増えると結果的に治療期間は延びてしまいます。

特にトラブルによるリファインメントは平均枚数よりも増え、モチベーションも下がってしまう可能性もあるためできるだけ避けたいものです。

平均枚数で矯正治療を終えたい場合は、以下のことを守りましょう。

・装着時間を守る
・正しく装着する
・破損
・紛失を防ぐ

装着時間を守る

マウスピースは1日20時間以上、理想は1日22時間以上装着する必要があります。

装着時間を守れないと歯に矯正力がかからないため、計画通りに歯を動かすことができません。

マウスピースの追加が必要になるばかりか、今までの時間も無駄になってしまうため装着時間は守るようにしましょう。

正しく装着する

マウスピースは必ずチューイーを使って、歯としっかり密着させるように装着します。

正しく装着できていないと浮いた状態になりやすいです。浮いたままでは治療計画とズレが生じてしまい、作り直しが必要になる可能性は高くなります。

なお、再度計画を立てる必要がある場合は、最初に立てた計画よりも枚数は増えてしまうことも多いです。

破損・紛失を防ぐ

マウスピースが破損しないように正しい方法で着脱を行い、保管する際は必ずケースに入れて紛失を防ぎましょう。

破損や紛失すると基本的に作り直しが必要で、対応が遅くなると歯が元の位置に戻ろうとする後戻りを起こしてしまいます。

そのような場合、計画を立て直す必要があるため、枚数は増えてしまう可能性があります。

万が一破損や紛失した際は、すぐに1つ前のマウスピースを装着して歯科医院に連絡しましょう。

まとめ:インビザラインの平均枚数は40〜50枚

まとめ:後悔しないための事前知識を手に入れよう

歯を並べるまでに必要なマウスピースの枚数は、平均40~50枚と言われています。また、リファインメントする場合は、1回につき15~30枚程度のマウスピースが必要になるため、平均枚数よりも増える可能性があります。

しかし、歯並びや動かす歯の本数、歯の移動距離、交換頻度、インビザラインの種類などによって決まるため、個人差があるものです。また、リファインメントを行うと治療期間は延びたり、追加料金が発生したりすることもあります。事前にリファインメントできる回数や治療期間、料金について聞いておくと良いでしょう。

当院は毎年何十人もの患者様に、インビザラインの治療をご案内しております。当院院長の高津は、歯科医師向けの勉強会でインビザラインについて指導を行うこともある、『インビザラインを歯医者さんに教える先生』です。

当院ではインビザラインでの矯正治療を検討されている方に、無料のカウンセリングを行っております。強引な勧誘などは一切致しません。矯正治療への不安なお気持ちを解消できるように、丁寧にお話を伺ってじっくり相談させていただきます。是非お気軽にカウンセリングにお越しください。

矯正治療で後悔して欲しくない

歯並びを綺麗にしたいと一大決心して歯列矯正を始めてみたものの、ご自身の思い描いていたような歯並びや口元にならなかったら、とても辛くて悲しいでしょう。
歯列矯正で後悔しないように、この記事があなたのお役に立てたらとても嬉しいです。

歯列矯正で後悔しないようにするためには、しっかりとあなたの想いや希望を聞いてくれる歯科医師に出会うことが大切です。
ご自身の歯並びや口元をどのようにされたいのか親身に相談に乗り、そしてそのご希望に合うように治療を進めてくれる歯科医師に治療をお願いすれば、後悔のない理想的な歯並びを手に入れることができるでしょう。

私たちが選ばれる 6つの理由

01.矯正相談であなたの想いをお聞きします

まず、しっかりと患者様のお気持ちをお聞きします。
歯並びやお口元をどのように気になられているのか、あなたの想いをお聞きします。 歯科医師と歯科衛生士が実際にお口の中を拝見し、口腔内写真を撮影し、必要に応じてレントゲンを撮影し今後の治療方針をご説明いたします。貴重なお時間を使って当院にいらっしゃったことを後悔させません。

02.医療コーディネーターがさらにしっかりと想いをお聞きします

せっかく歯並びの相談に来たのに、時間が足らずに納得できるまでお話ができなくては時間の無駄になってしまうかも知れません。

当院では医療コーディネーターが在籍し、歯科医師と歯科衛生士による矯正相談の後にさらにしっかりとお気持ちをお聞きし、お悩みの解決のお手伝いをさせていただきます。

医療コーディネーターまで在籍しているクリニックは中々ございません。
歯科医師や歯科衛生士に話しにくい内容もカウンセリングルームでゆっくりとご相談ください。


03.マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

「矯正治療で後悔する人を一人でも減らしたい」その想いから、私はマウスピース矯正の歯科医師向け勉強会の代表を務めています。
デジタルの知識が必須になるマウスピース矯正特有の知識を、他の歯科医師に広めることが私の使命だと考えております。 もちろん、矯正治療のシミュレーションは全て私高津が作成しますのでご安心しておまかせください。

04.お顔と歯並びを総合的にデジタルで診断

せっかく歯並びの相談に来たのに、時間が足らずに納得できるまでお話ができなくては時間の無駄になってしまうかも知れません。

患者様の歯並びを綺麗にして口元を自然な美しさに改善するために、歯を見るだけではなく、お顔と歯並びのバランスを考え、デジタルを駆使して総合的に診断致します。
正面だけでなく、横顔の診断も大切にしています。お口元が出でいる方は、前歯を後ろに移動させると、とても綺麗な口元の印象に変わります。
そこに歯科医師の診断の差が出ます。口元が綺麗になると人生が変わります!

05.改善後のイメージを治療開始前にシュミレーション

マウスピース矯正では、治療開始前の精密検査のデータをもとに、3Dの治療計画ソフトウェアを使って、治療開始から治療終了までの歯の動きを3Dシュミレーションで見ることができます。
この3Dシミュレーションを見ていただくことで、患者様も治療の完成予想図のイメージを共有できます。

このように、1本1本の歯がどのように動いていくのか3D 映像を通して実際に見ることができますので、治療中の不安が減り安心に繋がります。
正面だけでなく、横顔の診断も大切にしています。
お口元が出でいる方は、前歯を後ろに移動させると、とても綺麗な口元の印象に変わります。

06.大阪の中心地からお車で20分の好立地

こうつ歯科・矯正歯科は、新大阪からお車で15分、梅田から20分の好立地にあり、北摂エリアを中心に大阪中から患者様が来院されます。
患者様専用の駐車場を6台完備しています。
大阪府外の方も矯正治療のために通院されています。

※レントゲンは保険診療費用をいただきます。正確な治療方針をご説明するためにレントゲン撮影を推奨しています。

articles